最近、べてるの家から始まった「当事者研究」を始めています。
支援する側、される側は対等なのか
支援をしていると必ずぶつかるジレンマがあると思っていて、それは「支援する側、される側は対等なのか」について。
支援をしているとどうしても「支援する側の強制力」とでもいうような、支援する側に支援される側が従う力が無意識のうちに働く。
それはお互いの立場が対等ではないことを意味している。
それは支援をされる側にとって良いことなのか、支援する側のあるべき形なのか。
当事者研究はそのジレンマを軽々と超えていく。
「もう、どうやって支援したらいいかわからない・・・。」と支援者が一人で悩むのではなく、
「(支援される側と)一緒に考えよう」というところから始まった当事者研究。
どこか諦めにも似た、でももっと前向きな姿勢が、支援される側の「お客様的思考(何かを支援者からしてもらう)」を振り払い、
「自分のことは自分で考える」という自立の方向へ向けていく。
ユーモアがあり、どこかに精神医学への皮肉が込もっている当事者研究は、支援者のジレンマを軽々と超えていく。
当事者研究をまずは1回やってみて
実際に1回やってみて。
本を何冊か読んで臨んだものの、なかなか思い通りにはいかないもの。
でも、それで順調。
形になるまで、気長に続けていきます。